
「毎日歯を磨いているのに、歯ぐきが腫れる」「最近、口臭が強くなった気がする」といったお悩みはありませんか?
歯周病はお口の病気ではありますが、じつは生活習慣病の一つでもあります。
なぜなら、糖尿病や動脈硬化などと同じように、毎日の生活習慣の積み重ねが発症や進行に深く関わっているからです。
歯周病は初期の段階では自覚症状が少ないため、「気が付いたときには歯がグラグラしている」「歯ぐきが下がってきた」といった深刻な状態まで進んでしまうことも少なくありません。
ここでは、歯周病を悪化させる可能性がある生活習慣と、その改善法についてお話しします。
Contents
知らずに続けていませんか?歯周病を進行させる習慣
次のような生活習慣を続けていませんか?
歯磨き不足や自己流の磨き方

「毎日歯を磨いているから大丈夫」と思っていても、磨き残しが多ければ歯周病を発症する可能性は高くなります。
特に、奥歯の裏側や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間は汚れが残りやすい場所です。
自己流の磨き方では、細かな部分の汚れを落とせていない可能性があります。
また、力任せにゴシゴシと磨くのも危険です。
歯ぐきを傷つけて炎症を悪化させる可能性があるからです。
また、歯と歯の間の汚れは歯ブラシ1本では、6割ほどしか除去できないというデータもあります。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、汚れの除去率は高まりますので、毎日使うようにしましょう。
歯科医院のブラッシング指導を利用して、ご自身の「今」のお口に合ったブラッシング方法やデンタルフロス・歯間ブラシの使い方を見直すことで、効果的に汚れを落とすことができます。
喫煙や過度な飲酒

喫煙は、歯周病の発症や悪化につながる危険因子の一つです。
タバコのヤニが歯の表面にこびりつくことで、プラーク(歯垢)が付着しやすくなります。
また、喫煙によって血管が収縮し、歯ぐきへの酸素や栄養が行き渡りにくくなります。
その結果、免疫機能が低下し、歯周病菌への抵抗力が落ちて、歯周病を発症しやすくなるのです。
さらに、血管が収縮することで、歯ぐきの色が黒ずんだり、出血が少なくなったりすることになり、歯ぐきに歯周病の症状があらわれにくいという点にも注意が必要です。
一方、過度な飲酒にも気を付けましょう。
アルコールは体内の水分を奪い、唾液の分泌量を減らすため、お口の中が細菌が繁殖しやすい環境となります。
またアルコールを過剰に摂取することで肝臓の機能が低下して、免疫機能が落ちることもあります。
不規則な生活リズム

睡眠不足も、歯周病のリスクを高める要因の一つです。
睡眠中には身体を修復する機能が働きます。
睡眠不足が続くと、免疫機能が低下して、炎症を抑える力が弱まり、歯ぐきの腫れが慢性化しやすくなるのです。
夜ふかしや、不規則な生活はお口の病気とは関係ないように思えますが、じつはお口の環境を悪化させる原因となる可能性があります。
早食いや不規則な食事

食事にも注意が必要です。
「忙しくていつも急いで食べてしまう」「食事時間がバラバラ」といった食習慣は、歯周病リスクを高めている可能性があります。
早食いの方は、よく噛まずに飲み込んでいる傾向があります。
噛む回数が少ないと、唾液の分泌が減り、お口の中の自浄作用(汚れを洗い流す力)が低下するのです。
また、唾液には細菌の動きを抑制する「抗菌作用」や、酸性に傾いたお口の中を中性に戻す「中和作用」といった働きがあり、歯周病菌の増殖を抑えるために必要です。
また、朝食を抜いたり、間食が多かったりといった不規則な食生活も、歯ぐきや歯の代謝バランスを乱す恐れがあり、結果的に、歯周組織の修復がスムーズに行われず、歯周病が悪化すると考えられます。
生活習慣が歯周病を悪化させる理由

生活習慣と歯周病に深い関係があるのには、次のような理由があります。
歯垢(プラーク)と歯石が増殖する
歯周病の直接的な原因は、歯の表面につく「歯垢(プラーク)」です。
プラークは細菌のかたまりで、1mgの中には約10億個もの細菌が潜んでいるといわれています。
参考:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「プラーク / 歯垢」より >
プラークは水に溶けにくく、うがいだけでは落とすことができません。
食後すぐに歯を磨く習慣があれば、歯ブラシで取り除くことはできますが、取り残されたプラークをそのままにしていると、唾液中のカルシウムやリン酸と結合し、「歯石」へと変化します。
歯石の表面はザラザラしているため、その上にプラークが吸着します。
歯垢や歯石がある限り、細菌は増殖を続け、プラークの量をコントロールすることが難しくなるのです。
免疫機能が低下して炎症が起こりやすくなる
私たちの体には本来、歯周病菌に対抗する免疫機能が備わっています。
しかし、睡眠不足・喫煙・栄養不足などの要因が重なると、免疫機能が低下し、炎症を抑えることができなくなり、慢性化します。
細菌の量が同じでも、免疫機能が低下していると、歯周病の進行のスピードが速くなってしまうのです。
唾液量の減少によってお口の中が不衛生になる
唾液は、歯ぐきと歯を守るために必要な存在です。
ところが、ストレス・加齢・薬の副作用・口呼吸・飲酒・喫煙などで唾液の分泌量は低下します。
唾液の分泌量が減ると、細菌が一気に増殖します。
唾液が少ないと、
・歯垢(プラーク)がたまりやすくなる
・歯ぐきが乾燥して炎症が起こりやすくなる
・口臭が強くなる
といった症状があらわれます。
「朝起きたときに口の中がネバつく」「お口の中が乾燥して話しにくい」と感じる方は、唾液不足のサインかもしれません。
今日から変えられる!歯ぐきを守る生活習慣

歯周病を予防するためには、どのような生活習慣を身につければよいのでしょうか。
正しいブラッシングと歯間ケアを習慣にしましょう
歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きです。
歯ブラシは鉛筆のように持ち、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目にあてて、1ヶ所10回くらい細かく前後に動かします。
歯磨きは「食べたら磨く」が基本ですが、1日1回、できれば就寝前には、時間をかけてゆっくり丁寧に歯を磨く習慣を身につけましょう。
さらに、歯間ブラシやデンタルフロスを使ったケアを組み合わせることで、効果的に汚れを落とすことができます。
歯ブラシに歯間ブラシやデンタルフロスを組み合わせることで、歯と歯の間の汚れを約8割以上除去できることがわかっています。
参考:新潟市「正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう」より >
磨き方に自信がない方や、むし歯や歯周病をくり返している方は、定期検診時にブラッシング指導を受けてみましょう。
食生活を見直しましょう
歯周組織の健康を支えるには、食事の栄養バランスにも気を配ることが大切です。
糖分や脂肪の多い食事は、歯周病を悪化させる肥満や糖尿病の原因となるため、摂りすぎには注意しましょう。
野菜や海藻などに多く含まれる食物繊維は、歯についた汚れを掃除してくれる働きもあります。
また、乳製品や小魚、大豆、ひじきなどに多く含まれるカルシウムは歯を支える骨を丈夫にしてくれます。
歯の土台を形成する「タンパク質」、歯ぐきを強くする「ビタミンA」、歯肉炎を予防する効果が期待できる「ビタミンC」なども積極的に摂りましょう。
また、よく噛むことで唾液が分泌され、お口の中の自浄作用が働きます。
やわらかい食品ばかりではなく、繊維質の多い野菜や噛み応えのある食材を積極的に取り入れて、日ごろからしっかりと噛むことを意識しましょう。
生活リズムを整えましょう
不規則な生活をしていると、身体の免疫機能が低下し、ストレスが蓄積されやすくなります。
ストレスが原因となって無意識の食いしばりや歯ぎしりが起こる可能性もあります。
歯ぎしりや食いしばりは、長く続けていると歯や歯ぐきに強い力がかかるため、歯周病が進行しやすくなってしまうのです。
入浴・軽い運動・深呼吸などでリラックスする時間を作ることも、歯周病予防につながります。
禁煙・節酒を意識しましょう
禁煙は、歯周病改善への効果的な取り組みです。
禁煙によって血流が回復し、歯ぐきの色が健康的なピンクに戻ってくることもあります。
アルコールについては、「毎日大量に飲む」のではなく、「少量を楽しむ」スタイルに切り替えましょう。飲酒後の歯磨きも忘れずに行うことが大切です。
すみのえ駅前歯科と一緒に健康なお口を作りましょう

歯医者というと、お口の相談をするところとお考えになる方がほとんどでしょう。
けれども、お口の病気は「全身の健康状態」や「生活習慣」とも密接に関係します。
生活習慣についてのアドバイスも行っています
歯周病予防のカギは、「毎日の生活習慣」にあります。
・正しい歯磨き
・よく噛む習慣
・規則正しい生活
・禁煙
などは、今すぐに始めることができます。
当院では、お一人お一人のお話を丁寧におうかがいし、年齢やライフスタイルに合わせたアドバイスを行っていますので、どのようなことでもご相談ください。
定期検診でお口の健康維持をサポートします
定期検診を習慣にすることも大切です。
歯磨きだけでは取り除けない歯石などの汚れを取り除くためには、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングが必要です。
定期検診で、歯ぐきの状態・歯石の状態・磨き残しをチェックし、必要なケアを受けましょう。
歯周病は、初期のうちに発見できれば負担の少ない治療とセルフケアで改善することができる可能性があります。
しかし、発見が遅れると、歯を支える骨が溶けて、最終的には歯を失うことになりかねません。
当院では、重症化した歯周病治療も行っていますが、大切な歯を守るためには、違和感や出血、口臭など小さなサインを見逃さず、早めに受診することが大切ですので、歯ぐきに気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。
大阪市住之江区の【すみのえ駅前歯科】は、南海本線「住ノ江駅」直結のビルの1階にあります。
お車でご来院の方は、駅ビルにある215台分の駐車場をご利用いただけます。







