根管治療|大阪市住之江区で歯科をお探しの方はすみのえ駅前歯科まで
次のような症状がみられましたら、
当院までご相談ください。
- むし歯がかなり進行した
- 歯の根の治療がなかなか終わらない
- 抜歯をすすめられたが歯を残したい
- 歯の根の先に膿が溜まっている
what's root canal treatment 根管治療とは
根管とは
歯の根の内部には、神経(歯髄)や血管が通る「根管」と呼ばれる管があります。根管の形状は、それぞれで異なり、枝分かれしていたリ、曲がっていたりと複雑です。根管内の神経は歯に対する刺激を脳に伝え、血管は歯に栄養や酸素を供給しています。
むし歯が神経に達した際の選択
むし歯が神経(歯髄)にまで達すると、「ひどく痛んで頬が赤く腫れる」「安静にしていてもズキズキと痛む」といった症状がみられます。神経に達したむし歯の治療は、歯を抜く治療(抜歯)か、神経を抜いて根管内を消毒し、歯を残す治療(根管治療)のどちらかを行うことになります。
当院では、できる限り歯を残す治療を心がけています。
根管治療による可能性
根管治療は、根管の中の感染した神経を取り除き(抜髄)、根管内を消毒して、無菌に近い状態にしてから薬を詰めて密閉します。歯の神経にまでむし歯が達した場合は、以前であれば抜歯しかありませんでしたが、根管治療によって歯を残せる可能性が広がっています。状態によっては、歯を残せず、抜歯が必要になることもあります。
マイクロスコープと
ZOOを用いた精密な治療
マイクロスコープを用いた治療
マイクロスコープは、歯科用顕微鏡です。肉眼の約20倍まで視野を拡大して観察できます。根管の直径は1mm以下のため、マイクロスコープを使うと肉眼では見えにくい部分もとらえやすくなり、治療の精度が向上して再治療のリスクも低減できます。
ZOOを用いた防湿治療
根管治療では、できる限り無菌に近づけることが必要なため、唾液に触れない環境での治療が大切です。当院では、バキュームに接続して使用するチューブ型の器具のZOOを使用しています。チューブに空いた穴から唾液を吸い込み、唾液に触れにくい環境で治療を行うことにより、治療の成功率を高めます。
flow 根管治療の手順
検査・診断
激しく痛む歯とその周囲を歯科用CTで撮影して、歯の根の状態や神経や血管の位置を確認します。
神経の手前まで歯を削る
根管内部の治療が行えるように、神経が見えるところまで歯を削ります。
感染した神経の除去
感染している歯の神経(歯髄)を取り除きます。特殊な細い針金状の器具である「ファイル」を根管内に入れて、感染した神経を取り残しのないように、何回かに分けて取り除きます。
根管の洗浄・消毒
感染した歯髄を取り除き、根管内を洗浄・消毒してきれいにします。根管内は細く、複雑な形状のため、時間と精密な処置が必要です。
薬剤を詰めて密閉する
できる限り、無菌に近い状態にするために、根管内の形状を整えて薬剤を詰め、充填剤を隙間なく満たします。
被せ物を装着する
根管の入り口をふさいで土台を作り、被せ物を装着してふたをしたら、治療は終了です。
favor
根管治療中に
お願いしたいこと
治療は最後までやめずに
継続することが重要です
根管は非常に小さくて複雑な形状をしています。根管内をきれいに清掃・消毒するには、複数回の治療が必要です。治療中は一時的なふたや仮歯で保護していますが、長い間放置すると再感染のリスクが高まります。通院の手間はかかりますが、最後まで治療を継続しましょう。
処方された抗生物質を飲み切る
処方された抗生物質は、処方に従ってすべて飲み切りましょう。
飲んでいるお薬があれば
お知らせください
現在飲んでいるお薬があれば、治療前にお知らせください。飲んでいる薬の成分よっては、治療に影響する場合があります。
硬い食べ物は避けて、
食いしばりを控えましょう
根管治療中は歯の強度が低下するため、硬い食べ物は避け、食いしばりも控えましょう。